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*耳をすますと

 

 

耳をすますと

小さな星を宿す声がする

空の気の、粒のさらさらゆれる音

 

「誰か」はみんな知らなくて

「わたし」はみんな知っている

 

そよそよと ながるるものには

ただ上と下、ではなく

くるりと輪を描いたり 踊ったり

私の海をかけめぐる

 

「誰か」はみんな知らなくて

「わたし」はみんな知っている

 

ゆらゆらと ゆれるものには

まだ出会うことのできない距離

影のようなそのものに 触れるのはそっと

人の頬、ふわりとした呼吸を 

たとえば 抱きしめることができるのなら

 

「誰か」はみんな知らなくて

「わたし」はみんな知っている

 

ふわふわと 白い霧のなかには

花のある場所、それは

約束の目印

 

耳をすますと

小さな星を宿す声がする

「誰か」と「わたし」のこの世界

空の気の、粒の舞い 触れる音

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    かとか (水曜日, 04 3月 2020 14:48)

    「耳をすますと⌋

    「誰か⌋はみんな知らなくて
    「わたし⌋はみんな知っている

    「私の海をかけめぐる⌋

    「まだ出会うことのできない距離⌋

    「誰か⌋と「わたし⌋のこの世界

    空の気の、粒の舞い 触れる音

    何か、時間も無くて、どこまでも、ゆったりと、広がっていく様な、どんどん、小さな光の中に、吸い込まれていく様な、そんな感じの世界感?
    うまく、言葉にならないけど┅(((((((・・;)

    写真は、身の回りにある物しか、撮れないけど、見方や、感じ方で、ぜんぜん違った物が撮れる様に、いろいろな世界?が、自分の周りには、あふれているんだなぁと、思った時の様な感じがしました(゜゜;)(。。;)┅